歴史
環境に優しいという点において、非常に高い効果を保証されているエコキュート。
そのメリットもあって、開発されたのはエコブームが到来してからという印象が強いようです。
しかし、実際にエコキュートの基本的なシステムが開発されはじめたのは、実は19世紀後半と、割と昔のことだったりします。
というのも、エコキュートの基礎部分を担うヒートポンプの技術は、エアコンにも利用されているからです。
冷媒とヒートポンプを利用したこのシステムは、1930年にフロンというガスが開発されて以降、一気に普及しました。
冷媒を使用するシステムに関しては冷蔵庫も利用しており、かなり一般的に広まったと言えます。
その中で、フロンがオゾン層を破壊する物質であることがわかったため、1980年代には使用が規制されはじめ、現在では原則的にフロンガスを利用した商品を製造禁止となっています。
そのため、本当の意味でエコキュートが生まれたのはこの後ということになります。
当初、デンソーと東京電力、そして電力中央研究所の三つの機関が、エコキュートの開発に乗り出しました。
最初は業務用だけの開発が進められていましたが、割と早くに家庭用の研究も開始しています。
しかし、コンパクト化とコストダウンがなかなか上手くいかずに、一時は研究を断念することにもなりました。
二酸化炭素を利用するというエコキュートの土台となる部分が生まれたのは、1990年代後半です。
フロンガスの代替として様々な機体が試される中、二酸化炭素という空気中にたくさんある気体も当然初期の頃から試されてはいました。